値引き交渉のすすめ
飲食店の運営には、食材はもちろん、食器、調理器具、消耗品、事務用品
広告費、修理修繕費など、多種多様な支出があります。
業務用=内容量が多い=割安
一般的には、このように思うでしょうが、例外もあります。
家庭用と同じ品でも、業務用と言うだけで
価格が跳ね上がる品も多くあります。
業務用の品には定価の表示が無く、ほとんどの飲食店では
仕入れ業者の見積価格や言い値で取引金額を決めていると思います。
取引金額を決める時が『値引き交渉』のチャンスなのですが
あなたは『値引き交渉』をしていますか?
私の経験では、『値引き交渉』をして価格が変化しなかった事は
無かったと記憶しています。
時には、単価0.5円引きと厳しい条件もありましたが
『値引き交渉』しなければその引き下げは無かったでしょう。
「塵も積もれば山となる」です、年間の購入数で考えれば1円5円のわず
かな金額でも大きな差になります。
高額な調理器具などは『値引き』の金額も大きくなります。
『値引き交渉』の経験がないと、最初は抵抗があると思いますが
『まけて』と言える勇気を持ちましょう!
仕事ですから・・・
(すぐに慣れますし、業者も顔色を変えず交渉に応じてくれます)
他店の仕入れ価格や品物の相場を知る事で、自店での仕入れ価格が適正か
どうかを判断できるようになります。
情報を収集すれば『値引き交渉』もスムーズに出来るようになります。
使用量の多いもの(ランチ食材、おしぼり、お米など)をリストにして
他の卸業者に見積依頼をするのも、一つの方法です。
余程良心的な業者でなければ、値上げは言ってきても、
値下げは言って来ません、こちらが話しをしてはじめて値下げになるのです。
相場を知っていれば、タイミングを逃す事無く話が出来ます。
最近何かと、値上げが話題になっていますが
言い成りになるのは止めましょう。
営業マンと話をする絶好のチャンスです。
もしも、紙切れ1枚で値上げを通達して来るような業者があるとしたら
取引の継続そのものを、考えた直した方が良いでしょう。