飲食店は個人(起業)経営と複数店(企業)経営がありますが

 

 

個人経営のメリットとデメリットの話

 

 

多くの飲食店は個人経営だと思います。

個人経営のメリットとデメリットの話

 

個人経営メリット

・小回りが利く
個人経営なので何かをしようと思い立った時、すぐ始める事が出来る。
・誰にも文句を言われない
 すべての責任は自分自身にあるのだから当然だ。
・頑張っただけ見返りがある
利益はすべて自分の物なのである。

 

個人経営デメリット

・資金が少ない
売上以外の資金は無いと思った方が良い、銀行は順調な時には融資しますと言うが、経営不振の時には貸し渋る物だ。
・休めない
体が資本とは良く言ったもので、自分が休むと営業不可能な場合がほとんどだ、病気即売上減に繋がる。
・自分以外に頼る者がいない
個人店の経営者に進言する者は皆無であろう、もしも意見する者が居たのならそれは無責任な発言だ。
・常に不安である
売上に一喜一憂し流行に悩み精神的に落ち着かない。

 

 

複数店経営のメリットとデメリットの話

 

法人個人に関わらず複数店経営していらっしゃる方も多いと思います。

 

複数店経営メリット

・組織運営が基本になっている
人、物、金に余裕があり応用が出来る。
・宣伝広告費が安く出来る
店舗数で割って考える事で店舗当たりの宣伝広告費負担が少ない。
・運営上のアイデアが豊富
一人の個人店と違い、人材の数だけアイデアが出る。
・仕入れを安く出来る
スケールメリットを生かす事で個人店より安く仕入れが出来る。
・社会的信用や知名度が高い
チェーン店をアピールする事で、安心感や知名度をお客様に与え易い。

複数店経営デメリット

 

・小回りが利かない
個人店と違い、店舗数が多ければ多いほど準備に時間が掛かる。
・全店で味やサービスを統一しにくい
個人店との一番大きな差だと思いますが、携わる人員の数だけ誤差が出る。
味がブレる事が一番のマイナスです。
・社会的責任が大きい
信用や知名度に比例して責任も大きくなる、従業員、お客様双方に対して。
・経理などの雑務が多い
店舗数が多ければ、それだけ雑務も増し専任者が必要になる、当然その分の経費増は避けられない。

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