飲食店で客層と商品のマッチング

客層と商品のマッチング

 

新規出店の場合は、立地を考慮し、ターゲットを絞り込み

店舗デザイン、内装、メニューなどを構築できるので比較的容易に

統一性を保った店舗設計ができますが、既存店舗ではどうでしょうか。

 

開店当初の思惑と異なり、狙った客層以外のお客様に支持されたり

宅地開発、道路整備などで、立地条件が変化し、結果として客層が変化

してしまう事があります。

 

そのような場合には、店舗コンセプトと客層にずれが生じますから

経営が悪化している店舗は、修正が必要になります。

 

闇雲に修正しても、良い結果は得られませんので

店舗分析をして、修正の方向を打ち出すのが最善策です。

この記事ではその修正方法の解説です。

 

客層の分析は、1ヶ月程度データを収集をします。

 

客層の分析項目

・利用時間帯
・年齢層
・男女比
・1組あたりの人数
・利用動機(観光で、ランチで、家族で、カップルで、接待で、会食で、友人同士で)

以上のデータで、自店の客層の把握は十分可能です。

 

修正には大別すると

現在の利用客層にマッチした商品を充実させる方法

立地条件を考え、見込み客層にマッチした商品を充実させる方法

の2通りがありますが、無難なのは前者です。

 

現在の利用客層にマッチした商品を充実させる方法

 

客層にマッチングした商品には、『価格』と『好み』の要素があります。

 

・商品の価格

利用動機の中で、観光、カップル、接待、会食は、予算に余裕があり。

ランチ、家族、友人同士は、予算にシビアです。

又、20代~40代前半は、比較的外食費を多く使える客層です。

 

・客層が好む商品

観光客には、地元の名物メニュー

女性客には、デザートのメニュー

年配者には、和風メニュー

若者は、肉料理、ボリューム感のあるメニュー

家族には、お子様メニュー

これらは、一例ですが利用客の立場になって考える事が基本です。

 

これらの要素を、自店メニューと比較して

利用客層にマッチした商品を充実させる事が経営改善の一助になります。

 

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